四国霊場第5番.地蔵寺
護摩焚き.火渡り
場 所
徳島の霊場第5番、地蔵寺
所在地:徳島県板野郡板野町羅漢字林東5
祭礼日時
毎年3月の第1日曜日。
地蔵寺前を通りかかると、煙が沢山出ている、何だろうと思って、そちらの方に行くと、沢山の人出だ、テレビで見た事はありましたが現実に見たのは初めてです。
ビデオカメラ、デジカメはいつも持ち歩いているので撮影しました。
ただ境内へ入っていくと、何台もデジカメを首から提げたシニアが大勢うろついていた。
とにかくウロウロするのでビデオの撮影の邪魔になる。
四国霊場第5番地蔵寺、護摩焚き、火渡りについて
護摩」というのは、サンスクリット語で、「物を焼く」という意味です、物を焼くと、炎があがります、実はその炎が大事です、 燃え上がる炎は「天の口」であって仏の智慧の象徴であり、その口から供物が食されます、納めた護摩木は、供物として焼かれるのです。
そして、煙が天に届くことに因って、天は食を得、代わりに人に福を与えるのです。これはバラモン教に由来します。バラモン教の儀式として行っていた方法を、大乗仏教に取り入れたとされています。
主に天台宗や真言宗など、密教系の仏教宗派が護摩行(護摩供ごまく)という修行の一環として行っています。
護摩焚きは、かって仏教が神道に比べその儀式が華やかさに欠けたため、弘法大師が中国から持ち帰った真言密教の中に取り入れていた物だ、と私は聞いています。これに依って民衆の中に仏教が流行ったそうです。
最澄が弘法大師に教えを求めたのもこの真言密教だったのです。単純に見ていて面白いですね。
護摩焚きは、主として寺院内の護摩堂と言うお堂の中に護摩壇を用意し、その中に護摩木を投げ入れ焚きます。
また、修験道においては、護摩堂内ではなく、野外で護摩法要を行います。
基本的にお寺の行事ですが、神社でも明治以前の神仏習合の色合い残っている神社では護摩供を行う場合があります。
「火渡り」とは、護摩供養をした後、その護摩のおき火(炭火)を整備して、その上を歩いて渡るということです。
この護摩の火(不動明王の智慧の火)で、我々のけがれ、心の迷いや煩悩を焼き清めて、ご加護をいただくのだとされています。
四国霊場第5番地蔵寺、護摩焚き、火渡りビデオ
護摩焚き
火渡り
火渡り
護摩木を修験者が護摩段に投げ入れ焚きます。
火渡りの場をならし、素足で渡りますが、檜の枝を敷いているので、火傷をする事はありません。
四国霊場第5番地蔵寺、護摩焚き、火渡りの様子
地蔵寺
消防車
境内
護摩段
護摩木を焼きます
護摩木を焼きます
火渡りの場
火渡り
火渡り
火渡り
火渡り
見物人
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背景は、地蔵寺境内の護摩段です。