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保護猫の社会化期、人と生活するために
猫には、人と生活するために、大事な社会化期、と言うのが有ります
猫の人慣れする時期
動物には「社会化期」と言う時期があるそうです。
以下は聞いた事と、実際に私が経験した事をまとめたものです。
概ね、こう言う物だと思っています。
猫は生まれてから、社会について学び学習すると言われています。
自然に身につくと言うよりも、人間の力も必要になってくるようです。
もともと猫は単独で生きる動物ですが、社会性により、社交的な動物になるとも言われています。
猫の社会化期は、生後2週から9週頃で、環境次第では、それ以降も続く事があるそうです。
この時期に、周りの世界を認識しだします、又、警戒心も薄く、好奇心に溢れている時期です。
この時期が、人間との環境や、一緒に生活する事に慣れさせたりするのに、適している時期になるのです。 社会化期を経験しなかった猫は、警戒心が強かったり、臆病な性格になったりする可能性が高く、攻撃的な性格になる事もあるそうです。
多分、野生と言う、厳しい環境の中で、自分の身を守るために必要な事を、自然と身につけるからでしょう。
知らないものに、警戒心を抱くのも当然ですね。
当然、社会化期に学んだからと言って、全ての猫が、性格や性質が変わるとは限りません。
猫それぞれ個性があると言うことなのです。
気を付けることは、ストレスをかけない事、猫のペースにあわせ、少しずつゆっくりと慣れさせていく事です。
1 歳を過ぎて、大人になった猫でも、人馴れしないか、と言うと決してそうではありません。
根気よく接していけば、不可能ではありません。
警戒心が強く、臆病な猫ほど、人馴れしたあとは、甘えん坊になる事も多いのです。
また、 2 頭目の猫を迎えた場合に、心を開いたケースや、数年後にやっと甘えるようになったと言う話もあります。
私の場合は2年後に、威嚇していた猫が、自分から膝に乗るようになりました。
いつかは馴れることを信じて、まずは優しく見守って下さい。
決して叱ってはいけません、それまでの努力が水の泡になります。
人差し指を咬まれました。
海部郡美波町の南阿波サンラインの駐車場に居た8ケ月位の猫を保護し、2か月半、部屋飼いしていたのですが、音を立てないため、何処に居るのか分からないので、鈴をつけた首輪をしようとしたのですが、まだ早かったようでした、 物すごく暴れ、指をかまれました。
人差し指の爪を通り抜けてしまいました、1週間で爪は外れて取れてしまいました、10日間、抗生剤を飲み、1か月、通院しました。
完治までは、1年かかるそうです。
勿論、一切、叱ったりはしません、元も子もなくなります。
少し、急ぎすぎたようでした。
詳しくは、本サイト内の
私の家族
の「飼猫」の
保護した猫、キジトラ
をご覧ください。
「ケージ飼いはかわいそう」と思われる方もおられるでしょう。
私もそのように思っていました。
ですが、猫は本来狭い場所の方が安心する動物だ、とも言われています。机の下や物陰に隠れてしまいます。
譲渡当日は、初めての環境、しかも、知らない人に囲まれて、不安で一杯のはずです。
人慣れしている猫でも、初めての場所に、連れて来られたら本能的に隅っこへ行きます、そして出て来ません。
少しづつ環境に慣らし、リビングなど人が居る事が多い部屋にケージを移し、人がいる環境に慣れさせましょう。
ケージ飼いを始めたばかりの接し方。
初めのうちはあまり干渉しないことが大事です、少し慣れたら、手を伸ばして触ることも出来ます。
続けているうちに「触られても、怖いことが起きない」と覚えていくので、徐々に距離を縮めていきます。
臆病な猫は、ケージを布で覆うと、落ち着きます。
ケージの一面を開け、徐々に見える範囲を広くしていくのも良い方法です。
ケージ飼いで猫を馴らすことが出来たら、部屋に出しても良い時期です。
積極的に甘えてこなくても、人を怖がらなくなったらケージから出してみましょう。
準備が出来たらケージの扉を開け、猫が自ら出てくるのを待ちましょう。
なかなか警戒心が解けず、手を伸ばすと恐怖のあまり、引っ掻いたり噛みついたり、してくる猫は、そもそも触ることが難しいものです。
その様な時は次を試して下さい。
孫の手をそっと差し出してにおいを嗅がせ、頬や顎の下をかいてやると、気持ちよさそうにする猫も多いです。
孫の手の先にチュール等を乗せて舐めさせ、なめ取った後に孫の手で触ることを繰り返すと、 「触られる=良いことが起きる」というイメージを持つようになります。
まだ距離がある猫にはおやつと遊びで「いい思い」をさせて距離を縮めます。
すぐに効果が出る物では有りませんが、気長に続けてみることです。
猫じゃらしを使ってケージの外に誘導し、遊ばすことも良い方法です、警戒心が緩んでいきます。
主食のフードとは異なる、おやつでケージの外へ誘導してみましょう。
おやつを手から与え、食べているときに、背中など撫でてみるのも良いでしょう。
猫は狭くて、暗い空間が落ち着きます、体をタオルなどで包み、優しく抱っこしてみましょう。
その時に無理に撫でようとせず、猫の呼吸に合わせるようにします。
また、嫌がるようであれば、すぐにケージへ戻します。
人馴れしていない猫は、他の動物には心を開きやすい子もいます。
先住動物と仲良くなった結果、人への警戒心が無くなり、甘えてくるようになったと言う事例も多いようです。
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この猫は、海部郡美波町、南阿波サンラインの第1駐車場にいた猫です、6月はじめに見つけました。
餌をやっても、1.5メートル以上離れないと寄ってきません、人間に対する警戒心が大変強いです。
何とか保護してつれて帰ってやろうと思っていました。こんな猫を捨てるとは・
徳島から1日置きに行って餌をやっていましたが、20日後の7月6日に保護しました。