(文楽=人形浄瑠璃)≠浄瑠璃です。
【浄瑠璃】
- 浄瑠璃は語りと音曲の部分で構成されていて、音曲は三味線の伴奏です。
三味線をひきながら、拍子を取り、物語を語って聴かせます。
- もともと浄瑠璃は、扇や鼓で拍子を取り、琵琶の伴奏等で語られていたものです。
- 16世紀の室町時代に三味線が伝来すると共に、三味線が浄瑠璃の伴奏に使われるようになりました。
三味線は沖縄から伝わったとも言われています。
- この時代に出来た語り物の中に、「牛若丸と浄瑠璃姫」のロマンスを題材にした物語が出来、人気を集めました。
この物語に出てくる「浄瑠璃姫」の名にちなんで、この様な語り物を浄瑠璃と呼ぶようになりました。
- 浄瑠璃は、語り手によって節〔ふし〕の語りまわしが違ったことから、演奏者の名前をつけて「○○節」という名前で呼ばれています。
上方の義太夫節、江戸の清元節・新内節などがあります。
文楽での浄瑠璃は「義太夫節」を指します。
【人形浄瑠璃】
- 人形浄瑠璃とは浄瑠璃という節まわしの語りにあわせて演じる人形芝居のことです。
語りと、音曲(三味線)と人形の3体のコラボレーションという事になります。
- 古くは一つの人形を1人の人形遣いが操っていましたが、1734年に『芦屋道満大内鑑』で三人遣いが考案され、現在では3人で操るのが普通です。
- 今日でも。一人遣いの人形浄瑠璃が伝わっている所があります。
【文楽】
- 文楽は人形浄瑠璃の一派で、元々は大阪で発展してきました。
- 文楽は太夫(浄瑠璃を語る人)と、三味線弾きが弾く三味線にあわせて演じられる、三人遣いの人形芝居です。
- 文楽と言う名前は、明治末期に人形浄瑠璃専門の劇場だった「文楽座」が もとになっています。
- 現在でも、各地に「OO文楽」という名前で伝わっている物があります
(香川県に直島文楽というのもあります)
人間国宝
- 文楽や絵描き、陶芸の関係では「重要無形文化財保持者」、いわゆる人間国宝というのが居ます、文楽では、肝心のそれに使う人形の制作者には人間国宝が居ません。文化勲章を貰ったという話も聞かない
- これはおかしいですね、人形師が作る人形も立派な芸術品で、これ無くしては人形浄瑠璃は勿論、文楽も成り立ちません。
- 人形師はいわゆる職人だからだそうだ、これは間違った考えです。
- 職人を蔑視する時代遅れの感覚です、陶芸家も絵書きも職業で、早く言えば職人です、職業によって差別している、日本は元々技術立国の国、職人の国です。
- 一つの技術に秀でた人は立派な芸術家です、人形師も同じですがそもそも芸術とは何でしょう?、絵描きや楽器演奏家がそうなら私も芸術家で、アーチストす??、カラオケをやらしたら上手いもんだ!!。
- 天狗久の頭には究極の芸術性を感じます。
どんな人間が、人間国宝や、文化勲章を貰う人を選んでいるんだ!、職人だなどと差別する様な人間はゲスだ。