Stairs to the world

アメリカ・サウスダコタ州・大草原の家、等

大草原の小さな家を巡るためサウスダコタ州に来ました。

2016-05-09 ・サウスダコタ州 De Smet・町歩き。

  1. 到着日翌日には『大草原の小さな家』の舞台De Smetに移動です。
  2. 細かくは、大草原の小さな家はシリーズの1作でしかありません。
  3. インガルス一家はサウスダコタ州やミネソタ州近辺をあちこち移動しているので、それぞれの居住地にインガルス博物館的な施設があります。
  4. 交通の便を考えて、De Smetを選択したのですが、ミネソタ州のPepinなどもインガルス観光で有名な町です。
    (あくまで大草原ファンの人たち向けですが、、、)
  5. Huron,SDからステートハイウェイ14番をまっすぐ東に走る事1時間で到着です。
  6. 交差点はあるものの、信号はDe Smetに入るまで1つもありませんでした。
  7. Googleマップで見ると、普通の道路にみえてもSteat Highewey以外は未舗装道路ばかりです。
    見かける車のどれもが、泥だらけなのも納得です。

  8. おいでまあせ De Smet へという看板があり市内に入ります。
  9. Huron,SDも小さいですが、De Smetはさらにさらに小さくした町です。町は1km四方で終了です。
  10. 明日参加するLaula Ingallsツアーの開始場所を予習。
    インフォメーションセンターに立ち寄ります。
    ツアーは毎日10:00と14:00に開始とのこと。14:00時で予約しました。参加費12$。
    ついでに、併設の土産物屋さんをチェック。
    大草原の小さな家関連だけでなく、カントリーなアイテムもたくさんあります。
    せっかくDe Smetまで来たので色々欲しかったのですが、自分への土産はハガキを決めているのでハガキを1枚だけお買い上げです。 大草原の小さな家に出てくるレシピブックにひかれましたが、泣く泣く諦めました。

  11. インフォの展示もなかなかおもしろい。
    これは誰でしょう問題がありました。
  12. ドラマの印象が強すぎて、ご本人の顔とのイメージとかけ離れていて、このギャップがまた面白い。
    ドラマでカレングラッスルさんが演じていた母さんは左の上から2段目の女性。
    その下が優等生のメアリー姉さんです。大草原の小さな家は実際の人物を元にした、ドラマでほぼフィクションです。

    18番がチャールズインガルスの父さん。
    開拓者というより、オーケストラの指揮者の様な上品な顔立ちですね。
    De Smetという町は大草原シリーズで一躍有名になりましたが、大草原関連を除けば町に見どころらしきものはまったくありません。

    この教会はDe Smetで1880年に建立された初めての教会。インガルス一家が出資したそうです。

    説明書きにはオリジナルの教会の写真が載っていて、 ドラマでよく出てくる小さな教会とそっくりです。
    出資金で鐘が100$で作られたそうで、その鐘のオリジナルは他の教会で今も使われているそうです。当時の100$なんて大金だったでしょうね。

  13. 後年、現在の立派な教会にリノベーションされたそうです。
  14. 小さな教会の方が、味があっていいのに。


    中は意外と質素でした。
    町には他に2箇所教会があってので、寄ってみたのですが鐘らしきものは見当たりませんでした。
    残念。

  15. はしごした2件目の教会です。
  16. 教会は質素な方がいいですね。
  17. 大草原時代から続く、商店も見どころの一つらしいので行ってみましたが、普通の土産物屋さんでした。
  18. 町歩きは1時間ぐらいで、完了してしまいました。。。
  19. 大草原シリーズのヒットで往年は観光客でさぞ賑わったでしょう。
  20. ですが、それは30年ぐらい前の話です。
    子供達の学校教育の一環で、ツアーをしたり、見学に来たりしているみたいでした。あと30年したらどうなるんだろうと、勝手に心配したりもしてしまいました

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大草原の小さな家--前編

2016-05-11・サウスダコタ州・De Smet・ガイドツアー前編

  1. 前回に続いて、サウスダコタの田舎町 De Smet の観光2日目のレポートです。
  2. 今日のイベントはIngalls sosiety主催のガイドツアーで、10:00と14:00の1日2回開催されます。
    昨日予約した14:00に参加することに。
    参加者は私一人。。。マンツーマンで英語の語学力が試されます。
    ガイドさんも慣れたもので、簡単な単語で上ゆっくりと手に説明してくれます。
    ガイドはインフォすぐ隣の建物の紹介から始まりました。
    インフォ横の建物は、かつてインガルス一家が住んでいた家(多分オリジナル)だそう。

    入り口すぐのこの部屋はチャールズ父さんとキャロライン母さんの部屋。
    2階は子供達の部屋。階段が随分痛んでいるらしく、登ることはできませんでした。

    でも、大型の鏡を置いていて、うまく上の階が見える様に工夫していますす。
    キルトのビッドカバーが可愛いですね。

  3. キッチン横の食料貯蔵庫。

  4. この時計は当時のオリジナルだそう。
  5. 子供達が作った、三角コーナーや、デコレーションもそのままとのこと。
    100年以上も前なのに、丁寧に保存されていますね。
    チャールズ父さんの機械類の展示です。

  6. インフォ近くにこのような当時の建物が3軒ぐらい保存されています
  7. これは、De Smetにたてられた最初の小学校。ローラ、メアリー、キャリーが通っていました。

    小さな机がたくさん並んでいます。
    隅には当時の冬の外套が展示。今でこそ、暖かくなりましたが、当時の冬はとっても厳しかったそうです。

  8. ガラスの向こうには、当時の壁や落書きが保存されています。
  9. 小学校自体は何度も修復されたそう。
    これは当時の黒板。
    中央に大きなストーブが置かれていますね。

  10. この小屋は、ローラが教師として初めて教鞭をふるった教室のレプリカです。
  11. 長い冬のシリーズで出てくる、生徒が5人の小学校です。


  12. 生活の厳しかった、1800年代後半ですが、子供達への教育もしっかりされていたそうです。
  13. 学校自体は不定期で農閑期に開校されて、農業が忙しくなりはじめる頃に終了。
    ローラはワンシーズン、教師としての務めを終えます。
    この小学校ののエピソードは、明るく楽しい大草原シリーズにしては少々暗いイメージになります。
    当時の厳しい気候を考えると、仕方のないことですね。

  14. 次回はツアーその2『インガルス一家の晩年の家』を紹介します。

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大草原の小さな家----後編

2016-05-12 ・サウスダコタ州・De Smet・ガイドツアー後編

  1. 前回に続いて、大草原の小さな家ツアーの後編です。
  2. インフォ付近のゆかりの場所から300mぐらい離れた場所に車で移動です。
    ガイドさんの車の後ろについて、車を運転して付いていきます。
    ここは、後年ローラが両親にプレゼントした家です。
    チャールズ父さんは、あまり好きではなかったそうです。
    開拓者魂の持ち主ですから、こんな近代的な家は気に入らなかったのかもしれませんね。

  3. 豪華なマキストーブです。
  4. リビングもところどころ当時の糖度品を損ねない様に部分的に修繕しています。
    こんな暖かな雰囲気のお家に住んでみたいですね。
    誰の部屋か忘れてしまいました。多分、キャロライン母さんだったと思います。

  5. これはメアリー姉さんの部屋です。
    全盲になってしまったメアリー姉さんには2階は危険なので、1階に住んでいました。
  6. 全盲とは思えないぐらい、料理や裁縫、刺繍が上手だったそうです。
    点字の本が置かれていました。古くから点字があったとは知らなかった。

  7. 本来なら入れないブースもガイドさんから入って良いという許可がもらえました。
  8. 昔のキッチンですね。時代的には新しい感じがします。オーブンも近代的です。

  9. 屋内の階段は痛んでいるので、屋外の階段から2階にあがります。
  10. 2階は3女キャリーとローラの娘のローズの部屋、ローズの仕事部屋がありました。
    ローズの仕事部屋は豪華でした。
    仕事のできるキャリアウーマンだったみたいで、彼女の様なかっこいい女性に憧れます。
    ツアーは1時間30分ぐらいで終了。

  11. ただ見て回るよりもガイドツアーにしてよかったと実感しました。そして予習と復習をしててよかったとも実感。
  12. 私にとっては小さな町の大きな思い出となる1日でした。
    〜ツアーガイド情報〜
    LAURA INGALLS WILDER HISTORIC HOMESが主催しています。

    URL
    LAURA INGALLS WILDER HISTORIC HOMES

  13. ガイドは10:00と14:00の1日2回催行されます。あらかじめ電話かメールをしておいた方がベターです。
  14. メールの返事はすぐに返ってきました。 所要1時間30分 大人1人12$。

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Indian historical village

2016-05-13 ・サウスダコタ州・De Smet・3日目・Indian historical village

  1. Dakota discovery museumの観光後にまだ時間があまったので、 次のターゲットであるIndian historical villageへ移動です。
  2. 車で5分ほどの近距離です。
  3. Indianは狩猟民族で、季節と共に移動するというイメージでしたが、この施設が研究している民族は定住するIndianだったそうです。
  4. Indianもたくさんの種族毎に独自のライフスタイルがあるというわけ。
    湖のそばで、農耕と狩猟で食料を手にしていたそうです。
    場所的にも、定住に向いている要素があったんでしょう。Villageの周囲は今も自然が豊かでした。

  5. 次のターゲットであるIndian historical villageへ移動です。
  6. Villageというか博物館の入り口です。 この施設は観光というよりも研究施設でした。
    博物館あるあるの珍展示もありましたがより研究色が強いです。入場料6$。
  7. 訪問時にちょうどツアーガイドが始まったばかりで、合流させて頂きました。
  8. 最初にどこかの大学の偉い先生の講演をビデオで20分ぐらい鑑賞。
  9. ビデオが終了して、ガイドさんについて館内を見て回ります。
    考古学について熱く語っています。
    バイソンの完全骨格。背中のコブが気になっていたのですが、脊椎が面白い形に進化していますね。
    これは、インディアンの家を再現したもの。
    大草原で木が少ないので、木は家の中心となる柱にのみ利用して、それ以外は土や泥で塗り固めています。
    この時点で、ここの先住民が定住していたということがわかりますね。
    本来の Indelian は折りたたみ式のテントで、移住していましたから。
  10. 家族の中心人物はおじいさんでは無く、『おばあさん』だったそう。
  11. おじいさんは常に狩りに行っていて不在なので、生きるためのスキルは全ておばあさんから娘、孫へ伝えられました。女系家族です。
  12. バイソンは肉、毛皮、骨、骨髄に至る全てを無駄にすることなく利用しました。
  13. 骨とどんどんボイルしてて、、、
    ナッツとこねこねして、、、
  14. ペミカンを作ったり。栄養満点ですね。骨を農耕器具に改良したり、非常に有益な動物だったらしい。
  15. ・これは集落の模型なのですが、ただのミニチュアではありません。
    ・バイソンの侵入を防ぐには柵が必要なのですが、柵の原料になる木が少ないですね。
    ・なので、背後を川にして、柵に必要な木を節約していたみたいです。
    ・そして北風が家に入ってこないように、家の入り口は全て南向きに作られていました。
    ・なるほどね〜。快適な住居にするにはどうすれば良いのか、よく考えています。
    ・農耕器具一つとっても、周囲に材料は骨、石、木、草しかないので、それらで全て作ったみたい。
  16. 一度、この施設を出て、実際に発掘をしている場所に移動です。
  17. 写真左のベージュの建物が発掘現場です。ただの、芝生では無く、この場所に紀元1000年頃の集落があったんですね。
  18. 発掘現場です。両国国技館になんとなく似ていますね。
  19. 地面が四角くくぼんでいるのがわかるかな?住居跡です。
  20. 発掘現場100%です。
  21. これは、ゴミでバイソンの骨です。
  22. ここのIndianのルーツは紀元後1000年でそれほど古く無いんですね。
  23. これは、石を鋭利に打ち出したもので、ナイフやメスとして傷の治療に使っていたものです。すんごい切れ味が良さそうです。
    これは、毛皮で作った船です。バランスとるのが難しそう。。。
    珍展示です。犬も農耕に駆り出していたらしく、犬用の機器。

  24. 発掘の作業は忍耐です。
  25. 大きな出土品に目が行きがちですが、小さな出土品にも大きな価値があるらしいです。 小さな出土品とは種とか道具の一部で、そういった小さな出土品から『想像』する、これが一番重要な事だそう。(ガイドのおじさん談)説得力があるな。考えるということが大事なわけで、だから考古学なのか。。。
  26. どうでもいいことですが小さな頃、天文学者になりたかったのですが、実は考古学者にもなりたかったのです。
  27. かっこいいでしょう?
    ツアーの女子に撮影してもらいました。
    ツアーを終えてHuron,SDまで戻ります。
    道がまっすぐです。運転してて気持ち良いですね。

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