Stairs to the world
ケープタウン・テーブルマウンテン登頂記(失敗に終わる)
ケープタウン・テーブルマウンテン
- テーブルマウンテンは、南アフリカ共和国西ケープ州のケープ半島北部にある山で約3kmに亘り山頂がほぼ平坦なことから名づけられた。
- 垂直に切り立った崖が特徴の山で、テーブルマウンテン国立公園を形成している。頂上にはロープウェイやハイキングで上れる。
- 1990年にニューケープ半島国立公園に指定され、1998年にテーブルマウンテン国立公園として改めて指定された。
- 標高300m地点のコル地区から頂上までロープウェイが走行している、最初のロープウェイは1926年に着工、1929年に運行開始した。
1997年に改修し定員65名になった。頂上に行くまでの間に360度回転するため十分な眺望が得られる。
2017-05-25・南アフリカ・ケープタウン・テーブルマウンテン登頂記(失敗)
- テーブルマウンテンにチャレンジしたので、そのレビューです。
テーブルマウンテンの登山道までは、My CITIという6番?のバスで、Kloof nekというバス停で下車。
- 特に何も予定は決めてないので、とりあえず楽チンそうな迂回路を進みます。
私たちが歩いたのは、PIPE TRECK、地図だと2番のルート。
まっすぐに下に下っていくルートです。
テーブルマウンテンはTreckingルートが何本もあるので、自分の体力に合わせて選択してね。
- これは、テーブルマウンテンの隣にあるLion's Headという山。
車で登っている人がいたので、レンタカー借りるならこっちでも良いかも。
ロープウェイ代金を支払いたく無いばっかりに、徒歩で登り始めた。
- このテーブルマウンテンにロープウェイ無しで頑張る!
途中の景色。快晴で気持ち良いね。
海岸線も良く見える。
ふと見上げたLions Head。テーブルマウンテンの写真を撮りたいなら、登っちゃ撮れないよ。
- 私達がたどった2番ルートなら、頂上にたどり着けないので、途中から山道に入ったんだけど、かなりの難所。
その分かれ目はDiagonalという場所で、Maps.meには載ってます。
- いや。これ私のレベルじゃないよ。お昼のサンドイッチはあるけど、水も300mlぐらいしか無い。
戦友に至っては、手ぶらで水も無い。
どんどん道は険しくなる。。。
- 海岸線があんなに小さく見えてる!
後でGoogle.mapで見てみたけど、衛星写真でみたらこんな状態だった。
- これは、無理だよ。水も何も無いし、要するに『山登り好きにから見れば、無計画でおこられる』ってパターン。
何も下調べも、準備もせずにチャレンジだから。
登り始めて1時間、、、
弱り切った私を見た戦友に、『本気で、帰る時の体力残しててくださいね。』
登山なんてした事ないし、Indoor派の自分の自分では限界がよくわからん。
こんなしんどい、山登りなんて生涯で始めてだ。これに比べたら、ペルーのHuarasのLaguna 69なんて屁みたいなもんだ。
サブバックに入った、モバイルバッテリーすら重く感じる。とても大切だが、まじで捨てちゃいたいぐらい。
戦友を人身御供に歩かせて(←ひどい女)、先を探ってもらう。
優しそうなおじいさん(!)が右側の方が歩きやすいくて良いよとか、欧米系女子に、この先に日陰の良い休憩場所があるわよっとか、色々声かけしてもらった。
もう無理か〜もう無理か〜と感じながらも、残りHP10%ぐらいで、眺望のひらけた所に出た。
- やったー頂上か?と思ったけど、まだ先がある。。。え〜無理無理無理。
何度も『これは無理かもっ?』て思うけど、結局は大丈夫だったって経験が多かったけど、今回ばかりは本気で無理と感じた。心が折れるって、こういう事を言うんだろうね。
体力班の戦友は手ぶらで、水も持たずに頑張るそう。
『では、後ほど宿で』って事で私は引き返す事に。良いの良いの!ここが、私のゴール。
ここでも、十分眺めは良い。記念写真も元気が無い。Almost dying状態だ。
- でも、まだ帰り道がある。油断大敵。登山って疲れてるし、足に限界がきてるから下りの方が怖い。
よじ登ってきた所を、降りるわけだからマジでツライ。
途中で、道を間違えて崖っぷちに行き当たるし、死ぬかと思った。
スマホが使えるから(アンテナ3本のMAX!)、遭難は無いにしても、動けなくなって救助されるなんて絶対に避けなくては。
Diagonalの分岐点に戻ってきた時には、半泣き状態だった。そこからの平坦な道ですら、重くのしかかる。
駐車場についた時は、生還できた事がうれしくて、ちょっと元気になってた。
サンドイッチも完食だ(安心するとお腹がすくのよね。)。
山登りは普段の体力作りが絶対に必要と実感。部活動経験の無い素人観光客が、登っとく?的な感覚じゃダメ。
- 宿で無事に戦友に合流。彼女は、無事に登頂できたそう。お互いに、良かった。で、復習に、ルートマップを見て気づいた。
私たちが、選択したルート近くに『Dangerous』って書いてある。
過去に何かあったのかもしれない。知らないって怖い。このDangerousに気づいてたら、こんなルートはいかない。
『後、少しだったのに。**さんにも是非見てもらいたかったです。>明日、レンタカー借りたらもう一回行ってみます?』
いやいや、もう良いよ。私には車で登っても、意味がないんだよ。優しい、戦友の申し出をお断りして、爆睡の1日でした。
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