nekontan・Stairs to the world
イタリア Milan・最後の晩餐.鑑賞
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院、ミラノ
最後の晩餐
- 『最後の晩餐』は、レオナルド・ダ・ヴィンチが、彼のパトロンであったルドヴィーコ・スフォルツァ公の要望で描いた絵画である。
- これは、キリスト教の聖書に登場するイエス・キリストの最後の晩餐の情景を描いている。ヨハネによる福音書13章21節より、12弟子の中の一人が私を裏切る、とキリストが予言した時の情景である。
- 絵は、ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂の壁画として描かれたもので、420 x 910 cm の巨大なものである。
- レオナルドは1495年から制作に取りかかり、1498年に完成している。
ほとんどの作品が未完とも言われるレオナルドの絵画の中で、数少ない完成した作品の一つであるが、最も損傷が激しい絵画としても知られている。
2017-06-18・イタリア Milan・『最後の晩餐』鑑賞・当日チケットの入手方法。
- ミラノに到着して、一番最初にしたことは最後の晩餐の情報収集。
(アクセスとか入場料とか)事前の調査(大げさだな。。)
- 最後の晩餐を見るには、以下の3つの方法があります。
@オンラインで自分でネット予約。
A鑑賞ツアーを旅行会社で申し込む。
Bキャンセルが出た当日券を購入する。
ちらっと宿のレセプションに聞いてみたけど、
『今からなんて無理無理!最後の晩餐を見るなんて、1年前から予約しなきゃ。。。』
なんて大嘘情報を掴まされました。
でも、大人気のチケットっていうのは本当。というのも、グループで鑑賞するんだけど、各グループの人数は20人で、与えられた時間はたったの15分。
@オンラインで自分でネット予約。
訪問日の3週間前に、オンラインで予約を試みましたが、無理無理!3ヶ月先まで、ほとんどの日程でSold out。
個人の客が押さえるというより、旅行代理店が押さえるんじゃ無いかな?
A鑑賞ツアーを旅行会社で申し込む。
次の期待を込めて、現地ツアー(ベルトラ社)を探してみたけど、無理無理!
1週間後ぐらいには空きがあったけど、値段が跳ね上がります。
Bキャンセルが出た当日券を購入する。
私がチャレンジしたのがコレ!
- Webの情報を探してみたら、当日券で鑑賞している人が何人かいらっしゃいました。
ただし、チケットオフィス開館(8:00)にあわせて朝一番で並ばなきゃいけないみたいです。
というわけで6:00起床、7:15分に並びましたよ〜。朝早いのは平気 (o'∀’o) 。
7:15分に到着したのに、すでに1人待ってます。
聞けば、昨日8:30分に来たけど買えなかったそう。
私は2番目、根拠は無いけど『これはモラッタ! (*´∀`*)ノ 』と確信。
でも、キャンセルが何人分でるか?なんてわからんので、ドキドキしながら待ちます。
先に、8:30予約のチケットを販売し始めました。この時点で、15人ぐらい並んでたかな?
一人が代表で買いに来てるかもしれないから、何人待ちかは不明です。
係員が出てきて『今日は15時のチケットと、1席だけ8:45のチケットがあります。』とペラペラっと説明してから、当日券の販売開始されました。
- 結果、、、購入できました。奇跡的に8:45に空席が1席が私のモノに!。
1番目のおばちゃんはグループだったので、午後15時の時間帯に入場となりました。
待つこと1時間30分で最後の晩餐が見られるなんて、本当に奇跡
(日頃の行いは悪いのにね)。
例えると、ハリーポッターやビッグサンダーマウンテンのシングルライドみたいなものか?一人旅って良いと思った瞬間です。
- 時間が余ったので、教会を見学。(←不謹慎、本来なら教会がメインのはずよね)
Santa Maria Delle Grazie教会という名前らしい。
最後の晩餐は、この教会の食堂の壁に描かれてます。
正面入り口、日本人がたくさんいました。イタリアのミラノ、そりゃあ人気の観光スポットですよね。
特に、今は毎日毎日、豪華絢爛のロシア正教会を見てるから、より一層地味に感じるね。
- 今回は、オーディオガイドをレンタルしてみました。
予定入場時刻の15分前にチケットオフィスでレンタル、パスポートが必要なのでオーディオガイドを借りたい人は忘れずに。
入場料10€、オーディオガイド3.5€だったと思う。
で、時間になったので晩餐見学用のエントランスに向かいます。1グループ20人が前室で待機。
全室にも晩餐や教会、建物の説明が書いてあるので、(×時間潰しに、○予備知識として)読んでみましょう。
- 建物内は、自動ドアで区分されてて、2枚のドアは同時に開かないような仕組みになってます。
劣化を抑えるためか、観光客を抑えるためかのどちらかでしょう。
- で、説明書きを集中して読んでる間に、私だけ前室に取り残されてしまいました。
猫のように開けて開けてと扉をカリカリすると、係員さんが開けてくれました。
で、感動のご対面。
色彩が乏しい、ぼんやりとした色で、えっ?って感じでした。
劣化が進んでるって聞いてたけど、これは確かに傷んでそう。
最後の晩餐は、今までにも何度も修復されたそうです。
上から絵の具で描き直すなんて、オリジナルを台無しにする方法で修復されてた時期もあるそう。
今の状態は、専門家(専門家がいつも正しいとは限らないけれど)の指示の元、オリジナルに近い形に修復をしたんだって。
最後の晩餐は3人ずつ4つのグループで構成されているらしい。へ〜。
- ペテロ(真ん中の顔の人物)の左手でヨハネ(右)を制するような態度が気になった。
ユダ(左)は顔が暗く描かれているのも、意図的にされたんだって。お〜袋を握ってる!
ユダは向かってイエスの左側2人目で、肘をつき右手に黒い袋を持っています。
- 一番右のグループの人達。よく聞こえなかったらしく、仲間同士で確認中の様子。
イエスの右側の人物は指を1本立てて描かれているけど、これは『裏切り者は一人なのですか?』という問いかけ。
各人物の動作を一つ一つ見ていくと、面白い。
そして、謎めいてる。ダビンチの絵って謎めいてて、見てて想像が膨らんじゃう。
- 最後の晩餐の向かいにある、この壁画もなかなかの大作。
でも、オーディオガイドの内容を忘れちゃった。
見学風景。右のスマホいじりしている人は、係員。少人数の見学だから、ゆっくり鑑賞できて良かった〜。
- 左:入場券。右:オーディオガイドのチケット。って、こんな写真どうでも良いか (¯▽¯٥) 。
楽しい、楽しい1日になりまいた。ミラノに来た最大にして唯一の目的を果たしました。
これで、次の目的地に向かいます!
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